教育マイクロワールド研究会 (過去の記録)
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教育マイクロワールド研究会会報NO.2


桜が満開の4月8日、第2回教育マイクロワールド研究会が開かれました。 午前中はマイケル・クイン氏との座談会(創育主催)が開催され、ほとんどの先生がたが、引き続き、午後の研究会に参加。前回同様、奈良県、三重県、長崎県といった遠方からもご参加していただき、その熱意に頭の下がる思いです。第3回に向けて、研究会をさらに充実したものにしていきたいものです。 今回の会報は、午前中の座談会についても併せてご紹介します。

【座談会:マイケル・クイン氏を囲んで】(10:30〜12:00 創育主催)
テーマ:
"The use of Educational Technology in the 21st Century"
(21 世紀の教育テクノロジー活用について)
 
配布資料:  
最初に上のテーマでマイケル氏(以下敬称略)からのプレゼンテーションが1時間ほど行われ、続いて参加者との質疑応答が行われました。プレゼンテーションがやや長引いたため、質疑応答は、昼食をとりながらも、熱心につづけられました。
プレゼンテーション中のマイケル氏
<質疑応答の概要>(敬称略)
吉村 ○カナダにおける総合的な学習の時間について
○「ケネックス」ブロックを使って算数的な学習を考えているが、カナダではこのような、ブロックなどの教材を使った学習は行われているのだろうか? (返答)総合的な学習は行われている。
ブロックなどの教材を使った学習は、レゴブロックやそれに似たものを使って、橋や街を作るなどの授業がある。
大久保 最近の子供はまつことに慣れていない。マイクロワールドの作品のブラウザでの表示は非常に遅い。このことが、ホームページ作成ツールとしての普及に障害になっている。先に何か画像を一部表示するなどの機能があれば良いのだが。 (返答)今後の検討課題だが、こちらが対応策を作り出すより機器の進化が速いかもしれない。
小山 Eメール等の交換では、学校によってビジョンや方法が異なる。このような点をしっかり決めておくことが大切では? (他の先生がたから:この会でそのようなことを、きちんと決めて取り組む実践例をつくりましょう、とのご意見)
金井 プログラミングについては、とても熱心にやる生徒もいるのだが、1年くらいで飽きてしまう。(ロゴに飽きた生徒は、VB をやることが多い)。初心者向けの簡単なマニュアルだけでなく、もっと深く面白いところまで生徒を引っ張れるようなマニュアルが欲しい。 (他の先生がたから:同感とする方やマニュアルなど無くても指導の仕方で変わるのでは、などご意見が多数)
正田 プレゼンテーションで印象的な言葉 「スイス・アーミーナイフ」&「オブジェクト・オリエンテッド(オブジェクト指向)」
田中題 最近「クリエイティブライター」を使ったホームページ作成の話をよく聞くが、先にオブジェクトを作ったら自動的にプログラムが描かれるようにはならないか? (返答)今後の検討課

後列向右から (敬称略) 吉村正浩 坊野博範 (創育)広末 小山 悟 正田 良 金井 清 高橋幸夫 大久保民雄 飯島妙子 (創育)平井
前列向右から (敬称略) (コーディネーター) 田口広吉 鈴木勢津子 (LCSI 社長) マイケル・クイン (創育)北垣

マイケル氏と記念撮影
当日(4/8)の夕方には帰国の途につくとのことで、あまり深い話し合いまではできませんでしたが、後日の事務局宛メールで、日本のマイクロワールドユーザーの熱意を知り、感動したことを伝えてくれ ました。
【第2回教育マイクロワールド研究会概要】(1:30〜16:00)
<配布資料> ・大久保先生:実践事例資料(参加できなかった先生方全員に郵送)
<実践事例発表>
大久保民雄先生(横浜市立山内中学校)
技術家庭科「情報基礎」(3年生:平成11 年度の授業から)
研究会の中学校技術家庭科以外の先生がたに、技術家庭科の授業全体について知っていただくことも、考えて資料作成をされたとのこと。 2年前の『マイクロワールド』(2.04)の発売前に行ったモニター募集に応募してから『マイクロワールド』を使い始めたため、研究会の中では(自称)「マイクロワールド初心者」。 コンピュータの仕組みから入って年間約20 回の授業を行っても、まだ作品として優れたものはあまりできて来ない、と率直な報告です。生徒の数ある作品の中から、7−8作品を見せていただきました。 確かにあまり凝った作品ではありませんが、凝った、立派な作品をつくる事だけが学習ではないともいえます。教え方をさらにスキルアップしていきたい、と今年度の授業への意気込みを発表されました。

【今年度の企画】

「マルチメディア絵本の制作」 各学級を4−6人くらいのグループに分け、プロデューサー、ディレクター、音楽担当、美術担当など担当を作る。「むかしばなし」や地域に伝わるおじいちゃん・おばあちゃんの話などを、画像、アニメ、音楽、音声を使ってマルチメディア絵本にします。

(事務局補足)

「マイクロワールド初心者」と言いながら、実はいち早く校内LANを使って"学級内リンクの輪"を作る試みに取り組んだり(メディアプロデューサーVol.1)、'99 年度版のニューメディア総覧(JAPET)に『マイクロワールド』を使った実践事例(p70)を書いていただいています。

●大久保先生は実践報告を下記URL で公開しています。 http://www.logob.com/users/ookubo/

★鈴木勢津子先生(CEC 研究員)の筑波大学附属小学校での実践事例発表は次回の発表となりました。

替わりに大宮市立泰平中学校の金井先生のイタリア訪問のエピソードを披露していただきました。

<『マイクロワールドPro』によるロボット制御>

創育より開発中の『マイクロワールドPro』で制御するロボットのデモが行われました5 月中旬発売予定。。これについては先日の兼宗さんの報告(4/9)にもありましたので、これ以上の詳細については、創育からのニュースリリースをお楽しみに!