教育マイクロワールド研究会 (過去の記録)
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教育マイクロワールド研究会 会報 NO.5



 

 コスモスのピンクがさわやかな秋を感じさせてくれる今日この頃です。
 10月14日(土)、第5回教育マイクロワールド研究会が開催されました。
  振り替え授業が行なわれたり、学校のイベントが行なわれたりと、出席はやや少ない9名でしたが、盛りだくさんな内容に、しばし時間を忘れた3時間でした。
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  発表1 鈴木 勢津子先生(コンピュータ教育開発センター)
 
●発表内容●


実践事例発表中の鈴木勢津子先生

  • 題 材 : マイクロワールド2..5を使った生活科の学習 「ランチマットをつくろう」
  • 実践校: 筑波大学附属小学校
  • 期間: 平成12年9月18日〜9月20日
  • 科  目: 生活科
  • 時間数: 4時間
  • 対  象: 小学校2年生

 
●概 要●
 給食のときに机に敷くマットを、マイクロワールドのお絵描きを使って作成。児童ひとりひとりが「ランチマットにしたい絵」を自由に描き、A4の紙に印刷したものをラミネート加工しました。水や汚れも拭き取ることができ、子どもたちは大喜び。今後、給食で使うことを楽しみにしています。 児童は1年生のときに、マイクロワールドのお絵描き機能を使って絵を描いたり、形のエディタで自分のスタンプをつくって貼り付けるなどの経験をしています。お絵描き機能の使い方はほぼ覚えていました。今回はさらに、テキストボックスを使って自分の名前やコメントを入れる、という課題も追加されたのですが, 先生がたの援助も得て、素敵な作品を完成させることができました

●発表後のご意見・ご質問など●

 作品をラミネートパックできる面白さに話題が集中。現在、中学校の体育は種目を選択するような形が多いので、その出欠をとるカードを作ったり、夏のプールカードにしたら(ラミネートの上からマジックで出欠を書く)、児童・生徒は喜びそう...など、いろいろなアイデアが登場。 ラミネート加工した後、壁に掲示すれば作品が丸まったり痛んだりしない、という情報も。

  発表2 鎌田 敏之先生(愛知教育大学 教育学部技術教育課程)
 
●発表内容●
  
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実践事例発表中の鎌田敏之先生
  • 題 材:  「自律ロボットを利用したプログラミング学 習」 の授業ビデオ
  • 期間 /時間数: 3年後期(9月〜3月) 135分×15回 
  • 対象: 教育学部3年生(14名)

    
 技術科の教員を目指している教育学部3年生の授業で、各自がロボットを自作しました。学生は前期にVisual Basicでのプログラミングを体験しています。ビニールテープで作った四角形のコース上をライントレースしながら大きい缶と小さい缶を分別して運搬します。   
 プログラミング の中の変数や参照、繰り返し、といった"わかりにくい部分"を、ロボットを 動かすことで、"目に見え、手で触れられる形"としてわかりやすく学習する----このような考えは、MITでも長らく研究されてきたそうです(この"プログラマブル・ブリックス"が結実したのが「LEGO Mind Storms」)。さまざまなロボットとその動き、各々の学生が語る製作のポイントなど、たいへん中身の濃いビデオでした。 (このビデオやレポートは後日、鎌田先生のサイトにアップされるそうです。

http://www.is.auetech.aichi-edu.ac.jp/~tkamada/
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  発表3 坊野 博範 先生(相模原市立淵野辺小学校)
 
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実践事例発表中の坊野 博範先生

●発表内容●
  • 題 材: 統合ソフトを使って階名唱に親しもう
    「どれみとなかよし」
  • 実践校: 相模原市立淵野辺小学校
  • 期  間: 平成12年9月
  • 科  目: 音楽科
  • 時間数: 6時間
  • 対  象: 小学校1年生
 
概 要

 鍵盤ハーモニカが使えるようになり、階名唱や身体表現活動の楽しさを体験した子どもたちに、マイクロワールドのメロディエディタを使った活動を行いました。2人一組で「どれみのジェンカ」を入力し、演奏速度や使う楽器の種類を変えて演奏を楽しみ、また、演奏に合わせてグループで"どれみ体操"を行なったりしました。 メロディエディタを使った学習では、技術的なレベルを意識せずに、音楽の苦手な子どもも楽しむことができました。音符を作ること、作った音がすぐに出ること、楽器や速さを変えて何度も演奏できることなど、コンピュータを使った学習は、子どもたちの音作りへの興味を深めることができたようです。
   
  ●発表後のご意見・ご質問など●
 
【質  問】 1年生の子どもにとって、メロディエディタの鍵盤をマウスでクリックして音符を入れていくことについて、戸惑いは無いのだろうか?

【答  え】 マウス操作については、慣れているので抵抗ない。鍵盤ハーモニカの鍵盤と、画面上の鍵盤は、子どもにとっては「別物」で、最初にドの位置を教えた子どももいる。マイクロワールドのメロディエディタには五線譜がないため、子どもはスムーズに音楽を楽しめることがプラスだと思う。

【ご意見】 よくある音楽ソフトは五線譜が表示され、そこに音符をおいていくのだが、これが難しい。そこに抵抗を示す子どもも、(おとなも)多いように思う。
  "どれみ体操"や"身体表現"から、中学校では休み時間に"パラパラ"をやっていること、運動会でパラパラをやった学校もあることなど、意外な話もでてきました。またメロディエディタで表示される音符の色の配列はどのような基準があるのか?ピアノの初歩で学ぶ「色音符」との共通性などについて、質問がでました。この点については、ソフトの開発元であるLCSI確認することになりました。

  発表4 金井 清 先生(大宮市立泰平中学校)
 
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概 要

 マイクロワールドによる席替えシミュレーションソフト。男子、女子の人数を入れて実行すると、生徒の出席番号の数字(タートル)が画面を飛び回って、新しい席に座ります。
  「色への命令」を使ったこのソフトのおかげで、月1回の"カメ頼み"の席替えは生徒に大人気のようです。これまでにも理科を中心にマイクロワールドを使ったツールソフトを作ってきましたが、「ロゴによる実用プログラムシリーズ」として、今後も続けていかれるそうです。
   数字が画面の中を、水中のプランクトンのように飛び回る様は、とても不思議な感じです。毎回面白いツールソフトを快く提供してくださることに頭が下がる思いです。

  マイクロワールドのサイトから自由にダウンロードできるようにしますので、会員および読者の皆さま、ぜひお試ください。

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実践事例発表中の金井 清先生
  教育マイクロワールド研究会 事務局から
 
【マイクロワールドProバージョンアップについて(ver1.03から1.04へ)】
 
  • 昨年11月に発売され、現在皆さまにご利用いただいているマイクロワールドProのバージョンは、「1.03」です。マイクロワールドProを起動して[HELP]メニューをクリックし、「マイクロワールドについて」をクリックしていただくと、正しいバージョン表示を見ることができます。 (一部のCD-ROMの盤面には「ver1.02」となっていますが、これはver1.03の誤りです)。
  • 現在、マイクロワールドProをご利用の皆さまには、"バージョンアップCD-ROM"や当社サイトからのダウンロードなどで、無償でバージョンアップを行なっていただけますよう、現在準備中です。
  • バージョン1.04では、次の部分が変更されました。
    1. ロボット制御
      ロボット制御用基本用語を使って、ロボット(キャロボン01)を制御することができます。

    2. 作品サイズ
      作品を作る「ページ」の部分を広くしました。
        画面設定が800×600の場合 (従来の作品サイズ)592×322→(ver1.04の作品サイズ)592×384
        画面設定が1024×768の場合 (従来の作品サイズ)744×426→(ver1.04の作品サイズ)744×550

    3. ひらがなモード
      『マイクロワールドPro』を起動後、[F3]キーを押すことによって、メニューバーとプルダウンメニュー、ツールバーのバルーンヘルプがひらがなモード(ひらがなを中心とした表記)に変わります。再度[F3]キーを押せば元の漢字表記に戻ります。

    4. [前のページ]アイコンと[次のページ]アイコンの追加
      ツールバーにページをめくるアイコンが追加されました。 作品に複数のページが有る場合、ツールバーの[前のページ]アイコンをクリックすれば1つ前のページが表示され、[次のページ]アイコンをクリックすれば次のページが表示されます。

    5. ビデオ画面のサイズ
      [ファイルのインポート]を使って作品内に貼り付けたビデオの画面を自由に拡大縮小することができます。

    6. 右クリックによる貼り付け
      クリップボードにコピーされたオブジェクトまたは画像がある場合、ページの上で右クリックするとメニューが表示され貼り付けることができます。