教育マイクロワールド研究会 (過去の記録)
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教育マイクロワールド研究会 会報 NO.11

 

秋晴れの穏やかな一日となった10月13日(土)、「第11回教育マイクロワールド研究会」が開催されました。第二土曜日でしたが、今回は体育の日の関係などで、休校でない学校もあったようです。お忙しい中、6名の先生方の参加をいただきました。

発表1 正田 良 先生(三重大学教育学部 数学教室)

●発表内容●

  • 講  座:
「Logoを使った算数・数学の教材開発」-免許法認定公開講座より−
  • 目  的:
Logoを利用した算数・数学の教具・教材開発の事例の紹介と開発を通して、授業者としての資質を向上させる
  • 対  象:
専修免許取得を希望する学校教員及び教育関係者
  • 参加者:
15名
  • 期  間:
4日間(8月20・21・24・30日)

 
発表中の正田先生

 ●概 要●

静岡から大阪にかけての、小学校から高校までの先生方が参加しました。 

「ロゴとは何か」から始まり基本的な機能と操作について説明したのち、学生の使用例を見せて、「自分ならどんな使い方ができるか」という課題を投げかけ、グループごとの討論と質疑応答を経て、最終日には作品の発表を行ないました。
 参加者のパソコン習熟度はさまざまで、ロゴは初めてという人もあり、全員がプログラムを完成させるには至らなかったが、いろいろなアイデアや構想が発表されました。

 また、今回は4日間という短期間でしたが、全員にWebメールのアドレスを取得してもらい、E-mailによる質問を受けたり、問題をメールに添付して送付したりして、個別支援を行ないました。

順列、2進法、多角形、関数等々、いろいろな内容の作品が発表されました。

●受講生の方の作品例●  
 

<方向感覚で遊ぼう>

カメの目から見た風景を想定する。
120°の視界が現在地の移動と向きの変化によって、どう変わるかを考え予想し、パソコンのシミュレーションを楽しむ。
既習事項:座標の読み方

<道筋の場合の数>

カメはAと入力(命令)すると横へ、Bと入力すると上へすすむ。右上にいる飼い主のところまでたどり着くには何と命令すればよいか?また、その答えは、何通りあるか?

●発表後のご意見・ご質問等●

  • アイデアがすごいと思った。
  • アイデアはたくさん出ると思うが、それをどう実現するかが問題。
  • 同様のねらいをもった講習を開いたが、なかなか、ここまではいかない。
    • 使えそうな、使いたくなるような似かよった実例をたくさん挙げる。
  • なかなか別のアイデアにつながらない。
  • 「アイデアがあれば、すぐ作ります」ということができるとよい。
  • 授業の出前のようなことができるとよい。
  • 電子メールで個別支援はどのくらいの人が利用したのか。
    • 3割くらいの人の利用があった。
  • 電子メールの利用に抵抗はなかったか?
    • 初めての人もいたが、これを機会に使いたいという意見があった。
  • メーリングリストで情報を共有できると良い。
    • メーリングリストや掲示板等で公に質問するのが恥ずかしいと言う人もいると思う。
発表2 さいたま市立泰平中学校  金井 清 先生

発表中の金井先生

●発表内容●

  • 題  材:「WebTXTバージョン1.8-MWProの2WAY」
  • 実践校:さいたま市立泰平中学校

●概 要●

 8月に紹介した「WebTXT」の機能をアップさせて、バージョン1.8にしました。これを使ってパソコンを資料の管理に使いたいと考え、子供のころ読んだ漫画の「龍神沼」を75dpiでスキャナーで読み込んでみました。「WebTXT」で表示して見ると、矢印キーでページをめくるように見ることができ、なかなか便利です。生徒の夏休みの研究発表も同様にスキャナで取り込み、管理しています。プレゼンテーション専用ソフトよりも、簡便に教材作成ができます。ホームページを資料として保管・管理するのにも便利なので、ぜひ試して欲しいです。

 2WAYとは:
 HTML形式で表示しているロゴで作った作品を修正しようという場合に、「WebTXT」の入っているフォルダの作品なら、F5を押すと、マイクロワールドProを呼び出し、修正することができます。HTMLとマイクロワールドProの2Wayが実現するわけです。履歴を表示させることもできます。生徒を、使う側だけではなく、作成者(教材作成)側にも参加させたいと考えています。

マイクロワールドProで作ったLOGOのプログラムの一例

カメの落下運動
マウスを坂から滑り落とし,落ちるときの運動の様子を調べてみましょう。
1.CDのケースを用意します。
2.CDのケースにマウスを置きます。
3.カメをクリックします。(カメがわずかに振動し始めます)
4.CDケースを左に傾けて,マウスを滑り落とします。
5.画面でマウスが滑ったところに点々が打たれますので,再度,カメをクリックしてカメを止めます。
6.(原点からの移動距離)移動距離調べ開始のボタンをクリックしてから,点々の上を順にクリックします。
7.「移動距離」に数字が表示されます。エクセルにコピーすれば「時間と移動距離」のグラフができます。
8.(速度)間隔調べ開始のボタンをクリックしてから,点々の上を順にクリックします。
9.「速度」に数字が表示されます。エクセルにコピーすれば,「時間と速度のグラフができます。
(金井先生のホームページから)

●発表後のご意見・ご質問等●

  • 金井先生個人のツールというより、他の方々にも使っていただけるツールとなっている。
    • HP上からダウンロードできますので、使ってください。
      *「WebTXT」は作者である金井清先生のサイトから自由にダウンロードできます。
      使い方ドキュメントもダウンロードできます。ぜひ、お試しください。 http://members.home.ne.jp/inakani/
      動作環境:Windows98-2000、IEがインストールされているパソコン、MWのプラグインがインストールされているパソコン
  • フォルダに収まっていれば、ネットワークドライブ上でも問題ないか?
    • 確認はしていないが、「WebTXT.EXE」と同じフォルダに入っていれば大丈夫だと思う。

 

TOPICS:海外でのLOGO−アルゼンチンからの参考書籍紹介− 兼宗 進さん

● アルゼンチンより届いたマイクロワールドの本

  • アルゼンチンで「Laboratorio de Computacion」を主宰する女性Rosa Kaufmanさんから「マイクロワールド」について書かれた著書が送られてきました。
  • 授業の副読本もしくはワークブックのような体裁で、内容の4割くらいがマイクロワールド関連で、その他はグラフィック関連です。
  • 元はスペイン語のものを英訳した版が送られてきました。

 
発表中の兼宗 進さん

●概 要●

「VER PARA CREER」1

対象:4-5年生

  • シンメトリーのアート
  • フォトショップで画像変換
  • お絵かき
  • タートルグラフィックス
  • ボタンでカメを操作
  • ジグソーパズル

(内容の一例)

「VER PARA CREER」2

対象:5-6年生

  • 万華鏡を作ってみよう
  • マイクロワールドでマンダラを描こう
  • スライダーの使い方
  • ゲームの作り方
  • キルトの展覧会
  • 絵本を作ろう

(内容の一例)

「VER PARA CREER」
Rosa Kaufman 著

●発表後のご意見・ご質問等●

  • 対象学年は日本と同じか?
    • 日本の子どもたちにやらせるには、ちょっと大変な内容かなと思う。
  • どういうところで利用しているのか?
    • 参考書、副読本のようなものか。

 

<教育マイクロワールド研究会 事務局から>
  • 本日、発表を予定していました穂高南小学校の事例発表は、次回、鈴木先生から詳細の発表をしていただきます。
  • マイクロワールドの新バージョン1.042の紹介:全画面表示、初期状態で座標0,0にカメを表示(現在、試作版)。使ってみたい方は創育:北垣まで
  • IE5.5(SP2)およびIE6.0でHTML形式の作品が見られない障害については、現在、開発スタッフが対策を検討中です。
  • 次回「第12回教育マイクロワールド研究会」は12月8日(土)を予定しております。