教育マイクロワールド研究会 (過去の記録)
 TOP > 第19回会報
 
第19回教育マイクロワールド研究会
すっかり寒さが増し、紅葉が美しくなった11月9日(土)、第19回教育マイクロワールド研究会が開催されました。

報告金井 清先生(さいたま市立泰平中学校)

●題材●

カメのレースゲーム「LOGOカップ」

●概要●

マイクロワールドEX(β版)で制作された作品の発表です。
生徒各自がプログラミングした自分のカメをレース場へ持ってきて、みんなでレースをする。そんな場面が想像できる楽しい作品です。

「アニメーションのプログラムを持ったカメを保存し、他の作品上に読み込んで動かす」というマイクロワールドEXの新機能を早速利用されています。

    1.公開されたLOGOカップ場を見る。
    2.LOGOカップ場に合わせて、出場するカメ(プログラム)を考える。
    3.出場するカメをエクスポートする。
    4.LOGOカップ場にカメをFDやメールで送る。
    5.LOGOカップ場でカメをインポート。レースをスタートする。

 

『LOGOのたまご』検討・協議

司会:鎌田敏之先生
推進&まとめ:正田良先生

○10月に引き続き『LOGOのたまご』の研究会バージョン編集について検討・協議を進めました。今回は第2章の検討が行われました。

検討題材:2章

拡散( p.19)     
光の進み方(p.22)
クラゲ(p.25)   
ムシ(p.30)    
脱出(p.33)     
ABC(p.37)      
踊り(p.40 )     
地球の公転(p.89)  
金星の公転(p.91)     
金星の見え方(p.96)
[ダイジェスト]
1)最初に<評価や判断の基準>についての再確認を行いました。
 A,B,C….と評価すると、良し悪しのように受け取られそうですが、そうではなく、あくまで章立ての中の、その章の目的にあったものか、という視点であることを確認しました。

2)2章の検討結果・補足

    05 拡散( p.19) :ボタン クリックオン <B3>          
    /手順内での「クリックオン」の記述や「乱数」など新しい事柄が多いが,単純に「ボタンを押したら...」というボタンの導入もいれたい.
                                                    
    06 光の進み方(p.22) :光の媒質による速度の違いを背景色で表現 <A3>
     /媒質の違い(つまり速度の違い)を「下の色」を使って表現している面白さ.    
              
    07 クラゲ(p.25) :くらげの自律的ただよい <A3>
    /3つのクラゲそれぞれに違った動きをさせるため、「かめのなかの名前」が導入されている.マイクロワールドEXでは、もっと単純にプログラミング可能。フニャフニャした"癒し系"の表現もできることを見せたい.  

    08 ムシ(p.30) :5匹の亀が演じる獅子舞的虫 <A3>
    /複数のカメを連結し「方向」と「距離」を使って"ゾワゾワした"虫の動きを表現。オブジェクト間の状態のやりとりが初出.

    09 脱出(p.33) :制限時間内に亀を脱出させる <A3>
    /スライダーの利用とテキストボックスの特殊な使い方。通常使っている"文字を書く場所"であるテキストボックスとは別の性質が登場。書かれているものがそのまま値になるという性質は、特殊にも感じるが,必要な使用例.

    10 ABC(p.37) :(音声の利用)音を録音して利用  <A3> 
    /音のオブジェクトが,非表示の状態で使われている.使い方の記述が詳しく、わかりやすくなされている. 

    11 踊り(p.40 ) :Jazzが鳴っている間,ゴリラが踊る <B1>
    /1章の「めくって」の発展形。視覚的なオブジェクト中心になりがちだが、音を追加することで新鮮な驚きを期待できる。      

    21 地球の公転(p.89) :適当なスピードで円をかく <B0 またはB1>  
    /正365角形を書かせることで,「円」をかく.手順は10,11などに比べてやや高度だが,オブジェクトの扱いとしては単純. 

    22 金星の公転(p.91): <B3>     
    /21 の発展形                       

    23 金星の見え方(p.96):カメの立場での見え方 <B1>
    /カメの視点から見た画面があるのが面白い.とても凝った作りだが、読者が作り方まで必要とするか疑問.カメの視点から見たモノの見え方は、どこかに入れることも検討.

◎内容が難しくなってきた場合の解決法(コラムを作る/最後にまとめて解説をつける/etc)が課題として残っています。4章までの検討を終えたあと、全体の課題として再度、検討します。
◎面白い作品を見た子供たちが「でも、難しいそうだから見るだけ/遊ぶだけでいいよ」といわず「自分でも作れそう」と動き出す、ような"橋渡し"の仕掛けが必要ではないか?(鈴木勢津子先生)---上記の課題と関連して考えたい点です。

3)次回は第3章の検討に入ります。

  • (節番号 05,06,07,08,09,10,11,21,22,23)

 

 第20回研究会のご連絡
下記の要領で、第20回教育マイクロワールド研究会を開催いたします。

<日時>平成14年12月14日(土) 13:30〜15:30(予定)
<場所>メディアラボ

【今回の予定】
第3章についての検討協議を行います。
引き続き、資料「2002年度の活動方針を具体化するに当たっての提案」(by正田先生)などを参考にしながら、進めます。上記の資料から第3章に関して抜粋してご紹介します。

《2》 テキストボックス
文字の入出力に関して、有力なオブジェクトである。そこに書き込まれた内容を値として利用することもできる。また、文字列処理に使える関数もある。question, answer は、利用者に目立つメッセージで入力を促すことができる。

<対応する『卵』のセクション>

節と名称 (ページ)  概要
------------------------------
13 発射(p.47)    :ザウルスをクリックすると赤い玉が
14 亀打ち(p.52)   :キーボードからの文字入力 
18 CAI1(p.74)    :テキストのスタンプ
28 カメの会話(p.127) :クリップボード経由で文字列をスタンプ
29 生活表づくり(p.133):
30 読書時間(p.140)  :カメのスタンプで棒グラフをかく

**途中から参加される会員大歓迎**
少しずつ顔ぶれが変わると、協議も新鮮で結果も豊かなものになると期待しております。
躊躇されずにご参加を!(これまでに配布した資料は、会場に予備を準備してあります。)