教育マイクロワールド研究会 (過去の記録)
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第21回教育マイクロワールド研究会

立春を過ぎ、暦の上では春。少しずつ春の足音が感じられるようになってきた2月8日(土)、第21回教育マイクロワールド研究会が開催されました。

『LOGOのたまご』検討・協議

司会:鎌田敏之先生
推進&まとめ:正田良先生

○前回に引き続き『LOGOのたまご』の研究会バージョン編集について検討・協議を進めました。 今回は第4章 ページ、発展応用 についてです。これで一通り『LOGOのたまご』の検討が終わりました。

検討題材:4章

発表(p.71)     
CAI2(p.79)
花のつくり(p.60)
校庭(p.66)   
面積(p.103)    
足裏の面積(p.107)   
マウスの動き(p.115)    
落下運動(p.118)   

[ダイジェスト]
 マイクロワールドでは,ページもオブジェクトとなっています。 ページ管理の手法は、ゲームやプレゼンテーションなどの作品を作る際に重要になります。 また、マイクロワールドの機能を活かした効果的な手法を含んだ作品を発展応用として取り上げました。

○4章の検討結果
   節と名称(ページ):概要
   /要点や特記事項
   *検討の結果

    17 発表 (p.71)  マウスのクリックでページが変わる(ページの制御)
    /子どもが自分でページを付け足してプレゼンテーション作品を作るための、表紙だけの作品。 実際の提示を想定すると、@まず、見せてみて、Aやらせてみて、B自分で作ってみようね、ということになるだろう。 サンプル作品は「ページ1」しかないので、見せる為には「これが次のページです」とわかる「ページ2」をあらかじめ作った作品とする。
    また、このサンプルではリスト処理が必要になっているが、初級篇(冊子の部分)では入れないほうが良い。
    *書き換え→ページめくりについては、ボタンや[前のページへ][次のページへ]アイコンを使うようにしてシンプルにする。<A5>
    *リストやリスト処理については、コラムやテクニック解説などの部分で、読みたい人向けに説明(CD-ROM)

    19 CAI2 (p.79)  オーサリング・ツール(ページの制御)
    /CAIやゲーム、クイズ作品を作る際にすぐ利用できるオーサリングツール。正誤の成績表示もできる。 17でも使用したページのリストを使っている。作りこまれた作品だが、ページ管理の代表例としては少しはずれる。<B2>

    15 花のつくり (p.60) シェイプの自作(シェイプエディタ)
    /シェイプ(形)エディタを使ってシェイプ(形)を自作している。余分なシェイプを全部削除する「初期化」手順を使って、 使いやすい工夫がなされている。また、次のようなテクニックも。
    ・4つのシェイプの背景を透明にしてレイヤーのように重ねて見せる
    ・それぞれのレイヤーに4色に分類したボタンを割り当て、押されたボタンのレイヤーが前面に表示される
    シェイプエディタの使い方としての必要性も多少あるが、盛り沢山のテクニックに混じって今ひとつ、ポイントがはっきりしない。                  
    *書き換え→シェイプの自作のシンプルな方法と例<A5>
    *この作品自体は応用(実用)プログラムとして収録する

    16 校庭 (p.66)  画像をシェイプに読み込む(シェイプエディタ)
    /デジカメで撮影した複数の画像を読み込んでシェイプとして使います。loadpict とか,loadshape の活用方法がわかります。 ただし、newtext,filesといったコマンド、またSortの手順は、どうしても必要というわけではない。
    *書き換え→外部の画像をシェイプに取り込んで使うシンプルな方法と例<A5>
    *この作品自体は応用(実用)プログラムとして収録する

    24 面積 (p.103)  カメが色を判断してマス目を数える(シェイプエディタ)
    /算数の、面積の導入をイメージできる作品。格子のシェイプをスタンプして使ったり、色を調べて数えるなど、うまいアイデア。格子のシェイプを作る方法は、シェイプエディタの中でコピー&ペーストを使って作るほかに、カメに描かせてから「範囲のスナップ」コマンドで取り込む方法もある(これに関連して、カメを規則的に動かす手法も扱いたい部分)。
    *書き換え→ページ上の自作の絵を形のエディタに取り込むシンプルな方法と例<A5>
    *この作品自体は応用(実用)プログラムとして収録する

    25 足裏の面積 (p.107)   ファイルのインポートで背景を(シェイプエディタ)
    /前項(24)の応用。面積を調べるための画像(足裏)をインポートしています。 16ではloadpictを使いましたが、ここではファイルメニューのインポートを使って手動で読み込んでいます。
    *書き換え→外部の画像を「インポート」を使って読み込むシンプルな方法と例<A5>
    *このソフト作品自体は応用(実用)プログラムとして収録する。

    26 マウスの動き (p.115)  (センサとしてのマウス)
    27 落下運動 (p.118)   (センサとしてのマウス) 
    ★この2つは組になっているので、一緒に評価
    /26→[色への命令]の[マウスの命令]と「距離」「マウスの位置」コマンドを利用してマウスの動きを調べる。 スタート後、1000回、原点(0,0)からの距離を検出し一覧表示。
    /27→26で作った機能に、さらに機能追加して実験とグラフ表示ができるようにしている。 その場で生徒が実験し、等加速度運動の結果をグラフ(二次関数)を見ることができる、という工夫された作品。 昨年のマイクロワールド大賞教材賞を受賞。
    2つの作品ともにコマンド自体はさほど難しくはないが、複合としてのプログラムは初心者にはやや高度。<D?>
    *2つの作品自体は応用(実用)プログラムとして収録する。


○次回予定

   3月22日(土)又は3月29日(土)のいずれかで日程を調整中。
    ■成果物の形態について、最終的な検討を行う。
    ■これまで保留にしてきた部分や追加内容、書き換え内容などを整理、検討する。