正方形を書く     作品例:正方形.mwx

正方形を書くときの手順を、プログラムの手順で書いてみよう。
この手順という考え方は、中学校の数学で学ぶ関数と同じ考え方です。つまり、コンピュータのプログラミングを考えると言うことは関数を考えることになります。
書く手順をそのままプログラムにしてみると、同じ作業をくりかえしているところがわかり、プログラムを工夫することができます。
<学習内容>
・くりかえしの考え方
・関数としての手順を考え方
 を左クリックすると正方形が書かれます。
<考え方>
・正方形の作図には、くりかえしが4回あります。
・正方形を書く手順を部品とし使えるように考えます。
・ここでの手順は、外からの入力も出力も無い関数のなかまと考えられます。


<プログラミング> 正方形のもとを 左クリックしてはじめましょう。 



1.正方形のプログラムを考える
(1)以下のプログラムで正方形が書けます。
 英語  日本語
to z4
pd
fd 100
rt 90
fd 100
rt 90
fd 100
rt 90
fd 100
rt 90
pu
end
手順は z4
ペンを下ろす
前へ 100
右へ 90
前へ 100
右へ 90
前へ 100
右へ 90
前へ 100
右へ 90
ペンを上げる
終わり

(2)上のプログラムを くりかえし部分を 書き直します。
 英語  日本語
to z4
pd
repeat 4
[
fd 100
rt 90
]
pu
end
手順は z4
ペンを下ろす
くりかえす 4

前へ 100
右へ 90

ペンを上げる
終わり

(3)さらに数字 を変数として書き直します。
 英語  日本語
to z4
let [:angle 4]
let [:side 100]
pd
repeat :angle
[
fd :side
rt 360 / :angle
]
pu
end
手順は z4
仮の名前は 「頂点 4」
仮の名前は 「辺 100」
ペンを下ろす
くりかえす :頂点

前へ :辺
右へ 360 ÷ :頂点

ペンを上げる
終わり

・どの手順でも同じ正方形が書けます。
・(3)のような手順にすることで、他のプログラムの中で部品のように使うことができます。
・手順を名前で呼ぶときがあります。この 手順 は、名前が z4 です。
・手順は、関数のなかまです。中学校の数学で学習する関数と同じ意味です。
 数学で学習する関数は、入力と出力がありますが、ここでの手順は外からの入力、出力が無いので、関数と言わずに手順と言って区別することがあります。 
 数学で言っている関数は、引数ともどり値のある手順になります。