プログラムの書式
 同じ動作のプログラムを書いても見通しが良く読みやすいプログラムと何のプログラムなのかわかりにくいプログラムがあります。
 どのように書けば、見通しが良く読みやすいプログラムになるのかを見ていきましょう。
 読みやすいプログラムには美しさが感じられます。
 簡単(かんたん)なプログラムは、すぐにわかるので、どんな書式でも良いとも言えます。
 「複雑(ふくざつ)なプログラムを どうしたら、わかりやすく書けるか」と考えることが大切です。
   
読みにくいプログラム
読みにくいプログラム.mwx
このプログラムは、正方形をえがくプログラムなのですが、ちょっと見ただけではわかりません。





つながっていて見にくい

左側にそろえる
左にそろえる.mwx
区切れの良いところで改行しでみましょう。
これだけでも、ちょっと読みやすくなりました。

変数名をわかりやすく
わかりやすい変数名.mwx

このプログラムで使っている変数は、 l という名前になっていますが、どのような使われ方をする変数なのかがわかりません。
そこで、変数名を 意味がわかるように  に書きかえてみましょう。

インデントと「」
 左に「」.mwx
 
()り返すの手順は 「 と 」を合わせることが大切なので、左はしから1文字空けて、「と」を書いて、正しく対応しているかわかりやすくします。


構造化(こうぞうか)
構造化.mwx
             

このプログラムを発展させて、正方形以外もえがくようにしていくことを考えて、正方形の部分を別にします。
このような書き方は、プログラムが始まる「GOの手順」をメインルーチンとなり、メインルーチンから呼ばれる、「正方形の手順」がサブルーチンになっていて、構造化(こうぞうか)された書き方です。

部品化 (ぶひんか)
部品化.mwx

この手順のプログラムでは、「正方形」の手順が書かれていないのですっきりしています。




ここにある 正方形の手順は、カメの中にあります。




手順タブエリアの「正方形」の手順がカメの中に書かれています。


このカメをエクスポートして、保存すれば、他のプログラムで「正方形をえがく部品」としてインポートして利用できます。
部品化されると簡単なプログラムになったと思えることもありますが、問題が生じたときは、とてもわかりにくいプログラムでもあります。同じようなプログラムをたくさん作るときは便利ですが、プログラムで考えることを重視(じゅうし)するなら、部品化の必要性は低いでしょう。

カメの中の衝突(しょうとつ)イベントから手順を利用したいとき、衝突(しょうとつ)イベントから呼ぶ手順を、ここに書けばフリーズしません。

カメのエクスポート





カメのインポート

<カメのエクスポート> カメの上を右クリック→エクスポート
   

<カメのインポート> ファイル→とりこむ→カメ