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アピcom・かわら版の開発

 0.開発歴


 1988年

・OhCAI(大宮CAI)を開発。OhCAIは、MS-DOSの環境で、一太郎で作られた学習コースをBASIC言語のシステムで提示する。
・マウスが使えること、疑似音声でしゃべれることが特徴。レーザーディスクをコントロールして、動画を再生することもした。
・OhCADを開発:OhCAI用の画像をBASICのプログラムとして保存するソフト。簡単なシミュレーションが作れた。
 

・全国的に見るとFCAI(FrametypeCAI)が利用されていた。埼玉県では、ECAI(イーグルCAI)によってコンピュータの授業への活用が始まった。

 1989年

・TXTを開発。「自作ソフトは完成しない」(繰り返し修正が行われるから、という意味)という経験から、複数の教員でより早く教材作成ができるシステムとして、TXT(テキストの略)を開発した。TXTは、学習コースをVZエディターで記述し、複数の学習コースを構造的に利用できる。グループ利用を考慮し、1つのTXTで4通りの学習コース(ファンクションキーで瞬時に切り替えられる)を同時に実行できた。学習中に停電が起きても学習の途中から再実行できた。
・NEC、EPSONのPCだけでなくIBMのPCでも使えるようにFM版のTXTをBASICFirstで開発した。
・FM-Towns用にTOWNS版TXTをF-BASICで開発した。
 

・県内から急速にTXTの利用が広まり、県内外の教育センターでもTXT利用の研修会が実施され「TXT学習ソフトの作成」が出版された。FCAIやECAIは1本の学習コースを実行するがTXTは、複数の学習コースを構造的に実行できた。その為、学習コースの記述の分業ができた。


・特別な支援が無い環境で、自作教材の開発と利用を進めるには、「何かを買ってもらわなくては使えないとか、インストールしなくては使えない」では、利用してももらえません。そこで、パソコンさえあれば誰でも利用できるソフトを開発する必要があります。そのようなソフトは、何でつくれば良いのか。FBASIC、VISUAL BASIC、C++Builder、JBuilder、JAVA、Delphi と試していました。ほとんどのパソコンで利用できるのは、ホームページでしょう。ホームページの画面を利用できるソフトを開発できる言語を探していくことになりそうです。 できるなら、WindowsでもアップルでもLINUXでもと思うのですが、難しそうです。
 

 2001年

・WebTXT (ウェッブTXT)を開発。最も汎用性のある素材は、ブラウザページ(ホームページの画面)であると考え、ブラウザ機能をもったWindows版のTXTとして、WebTXTを開発した。
 

・CAIの機能である、KR機能、分岐機能を無効に書かれたリンクの文字列によるスクリプトで実現した。このことで、WebTXTで提示するHTMLのページは、KRを提示したり、学習履歴の保存をしたりなど、CAIのシステムとして利用できた。
 

 2008年

・WebTXTをCAIから提示型に変更。「やる気」を前提条件とすれば、提示型で良いという結論に達した。
・生徒も使うWebTXT。WebTXTのページは、HTMLファイルなので、そのままホームページになる。WebTXTのHTML画面の品質は、生徒が作った作品がThinkQuestでプラチナ賞と金賞となることでも評価できた。
 

・提示するソフトは、いろいろある。その中でWebTXTは、どうなのだろう。コンクールで試してみた。「マルチメディア ティーチング コンテスト」日本国内の部で、最優秀賞とインテル賞をダブル受賞し、国際大会でも優秀賞を受賞し、プレゼンシステムとして評価された。
 

 2009年

・学校紹介でWebTXTが使われる。
・「WebTXT」を教材提示から、コミュニケーションウェアとして修正し、名前を「かわら版」に改名。
 

・ファイルの更新タイムをチェックし、最新のページに更新するようにした。
 

 2010年

・市全体で「かわら版」の利用が始まる。
・かわら版は、サーバーの共有フォルダ名を指定する名前に変えて、各自のデスクトップに置く。
・「かわら版」悉皆研修会が始める。
 

・それぞれのデスクトップから起動し、サーバーにある同じファイルを開くことで共有する仕組みにした。
 

 2011年

・「かわら版」を「アピcom」と改名
・サーバーに保存し、ショートカットで起動するようになった。
 

・サーバーから直接起動している学校があった。驚くことに、それでも正常に動いている。それなら、そういうことにしよう・・・となった。 
 

  2013年

・ファイリングシステムに対応。フォルダを変更できるようにした。
 

・アピcom(WebTXT)の授業での利用開発から、icardの開発に移行した。
 

  2016年

・ローカルフォルダ用ヘルプを作成。

・バグフリーの状態となる。開発を終了。

  2020年

・ワード文書でも利用しやすくしました。
・ついでにプログラミングを起動できるようにしました。
・ついでに機密ボタンで画面を隠せるようにしました。 

・市内にグループウェアが導入されたので不要になるだろうと思っていたら、まだ利用が続いていた。さらに一太郎からワードになったらしい。ワードでも使いやすいように改良しました。

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