icard 始め方・リファレンス  



始め方・終わり方  初めてicardを利用するときの手順です。


利用環境  Windows 98~11 で利用、開発を行いました。その他のOSでは利用できません。
モニターは、フルHD(1920×1080)、HD(1366×768)を標準としています。
解像度、縦横比が違うと、若干は補正しますが表示がずれてしまいます。


ダウンロード icardのダウンロード から、 icard.zip をダウンロードします。 
を展開するとができ、中にがあります。


初めての起動  をダブルクリックで起動します。

初めて起動したときだけが出るので、

から実行します。

起動されると、全体が青い画面になります。学習に集中できるように何も表示がありません。


教材フォルダ icard.exeを「地層」という名前の教材名にしてから、起動すると教材フォルダが自動的に作られます。
 


アイコンの表示
マウスを画面の端まで移動すると水族館アイコンのメニューが表示されます。


画面の上で右クリックすると線画のメニューが表示されます。

この画面(背景)の上に線画を書けます。

でネットワーク上の他のPCの画面にていあんできます。

線画を書いた画面は、日付+時刻のファイル名.BMP ファイルで保存されます。


終わり方

マウスを右端まで移動し、水族館アイコンのを左クリックします。 

 終わる を左クリックすると終了します。


<戻る





icard教材の特徴 icard教材の特徴的な教材の構造、用語です。
   


教材フォルダとは

「icard.exe」の名前を「基本.exe」にして起動すると、「基本」フォルダが作られます。 これが教材フォルダです。

は、icardが動作するのに必要なプログラムが入っています。

icardが表示している画面は、フォルダの中にあるファイルから作られます。
つまり 「 1つの画面=1つのフォルダ 」 です。
フォルダの中に何もなければ、何も無い青い画面のページになります。
「タイトル」というカードを作るとフォルダの中に「タイトル.txt」が作られます。

 カードを設定するファイル


この画面に背景画としてで「グランドキャニオン(1).jpeg」を読み込みます。
 カードを設定するファイル
 背景を設定するファイル
 背景画として読み込まれたファイル
 背景画の原画となるファイル

カードを作っていくと「カード名.txt」のファイルが作られていきます。
画像のあるカードを作ると NAILフォルダが作られ、カードに表示される画像ファイルが保存されます。
WEB窓を作ると、が作られます。
DIR窓を作ると、が作られます。





教材の構造化とは icardはフォルダ階層を使って、教材を構造的に配置できるように考えました。
<前提とした授業の構造>
 1.左上から下へと進める。
 2.その授業の範囲で関係する発問・話し合い活動の集合がある。
 3.これの項目は、さらに深めるための階層がある。
    を左クリックすると「学習活動1」のフォルダへと階層を深める
         を左クリックで階層を1つ戻る。
     右クリックで最初に戻る。
      を左クリックすると「学習活動1」のフォルダへと階層を深める 
      
 
 を左クリックで階層を1つ戻る。
     右クリックで最初に戻る。
     

 

 

LOGOフォルダとは

プログラミング学習を行うと、自動的に教材フォルダの中に「LOGO」フォルダが作られます。
プログラミングの作品を開くと、自動的に「LOGO」の中に作品を保存してから開きます。
学習者がプログラミングした作品を上書き保存して学習を終えても、次回の学習では、つづきのプログラミングを行うか、最初からプログラミングを行うかを選べます。


プログラミング学習は、から始められますが、カードからのリンクや、DIR窓、WEB窓、からでも始められます。
作品を開くときは、自動的に「LOGOフォルダ」を作り、作品をコピーしてから開きます。
地層のでき方.mwxを開くときは、自動的にLOGOのフォルダにコピーされていて、LOGOのフォルダの中にある地層のでき方.mwxを開きます。

二度目に作品を開くときは、最初から始めるか、作品のつづきから始めるかを選べます。
 

 

背景とは

教材の背景になる画面です。初期の画面は何も無い青い画面です。
・背景の上で右クリックしてメニューを出し線を書き、背景の保存・ていあんができます。
から、背景に線を書けます。
から、背景を画像にして上に線を書いたり、画像の切り取り、拡大、回転ができます。
から、背景に写真画像の表示、WEB窓を作りhtmlテキスト、ネット上のWEBページの表示、DIR窓を作って教材一覧の表示ができます。
 

 

カードとは

背景の上にマウスで移動したり、大きさを変えたりできるのカードを提示できます。
から、文字、色、リンクコマンドの設定したカードを作れます。
から、ファイルを撰んで(複数選択可)、そのファイルを開くリンクコマンドを書いたカードを作れます。
 

 

保存・ていあんとは

背景、カードを保存するときのメニューに「保存・ていあん」があります。
・背景の上で右クリックしたメニューで「保存・ていあん」を実行すると、背景画像が保存されます。
・カードの上で右クリックしたメニューで「保存・ていあん」を実行すると、カードの文字や位置などの設定が保存されます。
・「保存・ていあん」が実行されると、ネットワークで同じ教材を開いていた画面が自動更新され、あたかも他のPCに提案したようになります。






新しい教材作成  自作教材の作成手順です。

 

 

教材フォルダを作る

新しく教材「化石」を作るときは、icard.exeの名前を新しい教材名「化石.exe」にして教材フォルダ「化石」を作ります。

1.すでにある教材をコピーします。
をコピーします。
  


2.の名前を「化石」にします。


3.を起動すると、教材フォルダ「化石」が作られます。
  
 

 

背景を作る

学習の目の付け所となるような写真・画像を背景に読み込みます。

1.を左クリックします。
  

2.を左クリックします。

3.背景にしたい画像を撰び、を左クリックします。
 

4.撰んだ画像ファイル「かいちゅう電とう.JPG」が教材フォルダに「かいちゅう電とう.JPG」「_かいちゅう電とう.JPG」の2つの画像ファイルになってコピーされて、背景に表示されます。
 

 

カードを作る

背景の上に文字や画像のあるカードを作ります。
1.を左クリックします。

2.表示したい文字を書きます。
  

3.を左クリックします。

 

 

カードの追加設定

カードには、文字を表示するだけでなく、追加設定ができます。
1.カードの上を右クリックします。
  

2.を左クリックします。

     
音・音楽 1.から、拡張子が .wma、 .mp3、 .wav の会話や音楽のファイルを撰びます。
2.撰んだファイルが教材フォルダにコピーされます。
3.カードを左クリックするとを表示して、再生します。
※このボタンを使うことで、語学学習で一時停止や最初からの再生ができるようにと考えました。
4.上記以外の音楽ファイルは、新しいウィンドウを作り、Windowsで設定されたソフトで再生します。
   
 
画像・動画 1.画像・動画を出したいときは、から、動画ファイルを撰びます。
2.撰んだファイルが教材フォルダにコピーされます。
3.カードを左クリックすると提示します。
   
シミュレーション 1.から、拡張子が .mwx のプログラムファイルを撰びます。
2.LOGOフォルダに撰んだプログラムとプログラムがあったフォルダにある .wav、.midファイルがコピーされます。
 .wav、.midファイルはプログラムでインポートして使っている可能性があるのでコピーするようにしました。
3.カードを左クリックすると提示します。
4.もう一度、カードで左クリックすると「はじめから つづから」の選択メニューが出てから提示します。
   
次のページに進む 1. を左クリックするとリンクコマンドに分岐のコマンドが書かれます。
  あるいは、直接リンクコマンドに「フォルダ名+\」を書きます。(\記号は半角文字)
  
 
2.カードを左クリックすると、フォルダ「分解」を作って、新しいページを表示します。







水族館アイコン 画面の左側、右側に表示される動物のアイコンです。

マウスを画面左端、右端に移動すると表示されます。学習者へ指示がしやすいように水族館で見るような動物のアイコンにしました。
背景画面の上で、右クリックすると、線画メニューが表示されます。




カモメ:教材フォルダ
今、使っているフォルダが開きます。
例えば、フォルダ「屈折」に分岐しているときは、左に「屈折¥」とフォルダ名が表示されます。
※教材作成中にフォルダの中を見たいときに利用します。



ペンギン:終了ボタン
学習を終えるときに使います。
終了するときと、その他のメニューが開きます。


・[>DL]の機能を使うと、今見ているフォルダを丸ごとデスクトップに【マイデスク】フォルダをつくってコピーします。

イルカ:戻るボタン
分岐したとき、右上に表示され、元のフォルダに戻ります。
分岐後の画面で表示され、分岐前の画面では表示されません。右クリックすると、最初のフォルダに戻ります。
icardのコマンドを使って、戻り先を指定することもできます。
 



カニ:1回だけ、左クリックを右クリックにする
 ここを左クリックしてから、他のボタンを左クリックすると、その左クリックが右クリックとして動作します。
マウスに右ボタンが無いときに使える機能です。
 



クジラ:背景の設定 
背景に画像やブラウザウィンドウ(HTML)を作るメニューです。


ファイルメニューが開きます。
         画像ファイル名とアンダーバー_を付けたファイル名でコピーされ、背景の画像になります。
         アンダーバー_がついた画像ファイルは、元画となります。
背景画像が無くなり、元の青い背景になります。

アンダーバー_がついた画像ファイルを現在背景になっている画像ファイルに上書きコピーされます。

WEB窓を作って表示するhtmlかURL名です。ここに直接書くこともできます。

で編集するソフトをワードかicardエディターかに切り替えます。ワードがインストールされていないPCでは

でWEB窓の下部にリボンを付けるか付けないかを切り替えます。
  リボンを付けると、リボンに表示された機能を使えます。
戻る 再表示 進む   ブラウザ表示 印刷   
  リボン  

で、WEB窓に表示するhtmlファイルをのどちらかで新規作成します。
  が上位コンパチです。エディターで作ったhtmlファイルは、ワードでテキスト編集できますが、その逆はできません。

のどちらかで編集します。

で、ファイルメニューが開きます。ファイルを選択実行するとに表示されます。

WEB窓の表示位置を決めます。

で、WEB窓の表示位置を調整します

DIL窓に表示されるファイルの種類です。ここに直接書くこともできます。

表示するファイルの拡張子をマスクに書きます。

WEB窓の表示位置を決めます。

DIL窓の表示位置を調整します

設定した内容が保存されます。ネットワークを利用して協働学習しているPC画面にていあんされます。

設定がキャンセルされて終了します。



マンボウ:カード作成
新しいカードを作成します。
1.このウィンドウの端をドラッグして大きさを変えます。
2.でカードが作られます。
3.協働学習しているPCにていあんされます。

・半角アルファベットと半角数字で簡単な化学式、イオン式を表示できます。

0123456789[(ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ で始まる文字を化学式、イオン式と判断しているので、
化学式の最初に全角の数字0~9を使えます。
英文は、最初にスペースを入れて書き始めると途中に数字があっても化学式になりません。

   
は、外形をだ円形にして、H+ と書きます。
は、外形をだ円形にして、O-2 と書きます。
・カードに画像を表示して、画像カードにできます。
 画像カードに使う画像ファイルは、NAILフォルダに保存されます。
・外形を丸くすることができます。丸くなってもカードですので、マウスで動かせる提示教材になります。
・リンクコマンドにコマンドを書いて、分岐やカードの移動、画像の表示、ファイルの表示などができます。 

カードの上を右クリックすると、ポップアップメニューが出ます。

作成するカードの位置を「カードの大きさドット数」で移動します。

名札カードを作ります。左クリックでの動作は、で変えられます。
  1.ExcelのA列に名前一覧を作り、CSV形式で保存したファイルを読み込み名札カードを作ります。
   名前一覧.csv で保存します。
  2.で、名札カードを作ります。
   
   3.できたカードは、右側を左クリックすると10ドットずつ大きくなり、左側を左クリックすると10ドットずつ小さくなります。
     
   4.作ったカードを消したいときは、で、フォルダを開いて、拡張子が「.txt」のファイルを削除します。

でさらに設定ができます。
     
  
 カードの外形を変えます。
      

   カードを画像カードにします。
でJPEG、BMP画像を撰びます。
あるいは、やグラフィックソフトでコピーを実行してから、
でペーストします。
で消去します。
 

にチェックを入れると、カードを左クリックすると裏側にカードがコピーされます。

にチェックを入れると、カードが小さなになります。
を左クリックすると、元にもどります。 
   で、ヒントを設定できます。
   マウスを乗せると、通常のPCのヒントより大きな文字で表示されます。
   
  を書くと、フラッシュ表示するカードになります。
     を左クリックすると
     を表示して になります。
   
  カードを左クリックしたときに実行されるコマンドです。
  カードの名前でフォルダを作って分岐するカードにします。(リンクコマンドに [名前\]が入る)
  カード画の名前でコマンドを設定し、フォルダを作って分岐するカードにします。
  フォルダを撰んでコマンドを設定し、フォルダを作って分岐するカードにします。 
  ファイルを撰んでコマンドを設定し、ファイルを開くカードにします。 

・拡張子が.wma、.mp3、.wav の音楽ファイルを書くとを表示して、再生します。
・拡張子が.mwx、 .mwa のプログラムの作品ファイルを書くとLOGOフォルダにコピーしてから作品を開きます。
・上記以外のファイル名を書くと新しいウィンドウが開きWindowsに設定されたソフトで開きます。
  画像ファイルを撰んでコマンドを設定し、背景を画像を表示するカードにします。

・背景画像に設定できるのは、拡張子が.bmp、.jpeg、 .jpg の画像ファイルです。
  カードを左クリックした方へ拡大・縮小するカードにします。


コブダイ:表示カード作成
フォルダにあるファイルを撰んで(複数選択可)、ファイル名を使ってカードを作ります。
短時間で、ファイルを起動するカードを作れます。

作るカードは、この左上の位置から、青い部分の大きさになります。
 


 ・カードの名前は、撰んだ「ファイルの名前+拡張」の名前になります。
 ・カードを左クリックすると、撰んだファイルの拡張子によって、実行され方が変わります。
   (画像)JPEG、BMPファイルの場合は、画像カードになり、左クリックでフォルダを移動し背景に撰んだ画像を表示します。
   (プログラム)LOGOの作品を撰んだ場合は、体験版マイクロワールドEXで起動します。
   (その他)動画やテキストなどは、Windowsに設定されているソフトで起動します。

撰んだファイルを起動します。

撰んだファイルを現時点の教材フォルダにコピーします。LOGOの作品の場合は音・音楽ファイルもコピーします。


 

ハリセンボン:再描画
保存されているカードで再描画します。  



イカ:背景に線画
マウスカーソルで画面に線画になります。
画面の上で、右クリックするとメニューが出て、線画の設定ができます。

 



タコ:全画面に線画
動画を表示しているとき、動画の外で左クリックすると、動画がicardの裏側になってしまい見えなくなります。  でicardを移動すると、動画が見えます。
タコの上にマウスカーソルを5秒以上置くと、クリックしなくても起動します。
icardの上に表示されている動画など、他のソフトの画面も含め、全画面の上に線画を書けるようになります。
画面右に編集アイコンが表示されます。


この画面では、切り取り、移動、回転ができます。
この画面になってから、何もしないで戻っても、クリップボードに全画面が画像として記憶されるので、他のソフトで画面を貼り付けすることができます。
元の画面に戻るには、右下のを左クリックします。




イカ墨:背景の線画の消す 
イカで背景に描画された線画を消します。 



アンコウ:タイマーで画面の切り取り
画面をキャプチャー(スクリーンショット)します。
画面をドラッグして矩形に切り取り、JPEGかBMP形式で保存できます。
同時にクリップボードに保存されるので、他のソフトで貼り付けができます。 



カメ:プログラミング
体験版マイクロワールドEXで作品を開いて実行できます。Web上の作品も実行することができます。
ホームページ「LOGO工房」にある500以上の作品のリンクを撰ぶだけで実行してプログラミングできます
開く作品は、LOGOフォルダにコピーして、コピーされた作品を開きます。プログラミング学習をして上書き保存をしても元の作品には上書きされません。





エイ:番号ノート
ここで指定した番号のフォルダに移動し番号ノートの画面になります。

 分岐するフォルダの名前は、「00」から「69」まであります。
 
 この名前は、クラス名と考えて、0年0組から6年9組と考えても良いし、
 出席番号の00番から69番と考えても良いでしょう。
 



クマノミ:画面の待避
icardの画面を消して左上にが出て、icardの裏にあった別のソフトが使える画面にします。
戻るときは、を左クリックします。 



チンアナゴ:画面ドラッグ
左マウスボタンを押したままドラッグすると、icardの画面を移動できます。
元の位置に戻すには、右クリックします。



ホタテ:画面ドラッグ
左マウスボタンを押したままドラッグすると、icardの画面を移動できます。
元の位置に戻すには、右クリックします。



隠れアンコウ:全画面の切り取り
マウスカーソルが上に2秒ほど乗ると、全画面をスキャンしてメモリーに記憶します。
ここで右クリックすると、キャンセルされますが、全画面がメモリーに記憶されているので他のソフトでペーストできます。
キャンセルせずに、マウスを矩形にドラッグすると、矩形に画像が切り取られ、メモリーに記憶されます。
記憶された画像は、ファイル名を書いてJPEG形式かBMP形式で保存できます。