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1988年 MSX-BASIC BASIC言語で理科のシミュレーションを作成。ストップウォッチ、動くグラフなどの理科ツールの開発 発展性に乏しい。教材をBASIC言語で作るのでは時間がかかりすぎる。しかし、中古で1万程度のPCは魅力的で、7台のMSXを設置しテレビの同軸ケーブル、電話ケーブルをつなぎ、データの転送、ビデオやカメラの画像を転送できるようにした。校内放送の音楽もMSXから送り、校内テレビ放送のオープニング画面もMSXで制作した。これって、やっていることは、2015年現在と同じ。
1989年 MS-DOS  ロゴライター(Logo言語)で選択問題を学習者も作れる「探検ロゴ」を開発
フレームCAIシステム「OhCAD,OhCAI」を開発
探検ロゴはLogo言語を使って学習者が簡単にプログラミングできるのは良いが、実行速度が遅すぎた。
画像データとしてBASICプログラムをつくるOhCADを作り、それを表示するシステムとして、OhCAIを作った。単線型のコースウェアだったので、協同作業は難しく、教材作成の時間がかかった。OhCADは、今のベクタ形式のグラフィックソフトと同じように画像の保存形式は、BASIC言語だった。OhCADの制作には2ヶ月かかったが、OhCAIは、簡単にOhCADのデータはマージして実行するという簡単なことしかやっていないので数日で完成した。
1990年 MS-DOS 構造化フレーム型CAIシステム「グレープQ」を開発 当時は、普通教室にPCを入れて使うこともあり、一斉に利用する電力でブレーカーが落ちるという事故が多発した。グレープQは、常に学習履歴を保存しながら、実行していたので、突然の停電でも途中から、学習を継続利用できた。
学習コースの記述形式を構造化コンピュータ言語のBIGINとENDが明記する方法にし、学習コースの分岐と戻りができるようにした。
1991年 MS-DOS 構造化CAIシステム「TXT」を開発 画像をマージで実行していたのをTXTのシステムで翻訳実行する形式にした。
複数のコースウェアを構造的に管理でき教材作成時間が従来のシステムに比べ半分以下になった。 
ファンクションキーで切り替え同時に複数の教材を実行でき、1台のPCで数人の児童が同時に学習できた。
1994年 MS-DOS 「TXT学習ソフトウェアの作成」(初教出版)を出版 研修会のたびに資料を印刷していたので、出版の話は大歓迎。CAIのシステムは、メーカー開発か大学との研究組織で開発されていたが、その中で、個人開発のTXTは、りっぱに奮闘してくれた。TXTは私の手を離れ県内の研究発表の多くがTXTシステムを使っていて、参観に行くと、開発者の私にTXTの説明をしていただくこともたびたびで変なうれしさを感じた。しかし、いくつもの実践を行っていくうちに、CAIの限界を感じるようになった。
CAIは個性に応じた個別学習を求めていた。しかし、学校は集団の学びの場であって、個別学習の場ではない。学校であれば、集団によるまわりの意識で、個別学習も意欲的になれる。個の特性を追求していくと、CAIの意欲化が図れなくなってくる。同様に個別学習である家庭学習にこそ、CAI教材が使えそうだが、意欲化の問題が生じて、家庭学習でのCAI教材の利用が高まらない。つまり、CAI教材は、学習意欲があることが前提であって、CAI教材が個に応じたからといって学習意欲が高まることは大きくない。
2001年 WindowsXP 「WebTXT」の開発 学習意欲がある生徒が、見たいページからでも見える教材にしようと考えた。
Web上にある教材(つまりはHTMLファイル)を自由に見られるシステムとしてWebTXTを制作した。
WebTXTのページは、ブラウザになっている。WebTXTに自動的に作られるボタンでブラウザの画面を切り替えるという発想。
WebTXTによるプレゼンは、提示の演出より、視聴者のプレゼンの中身の理解しやすが長所。まわりでプレゼンをする人の多くは、市販のプレゼンソフトで文字が動き回ったりするもので、その中に入って、地味なWebTXTのプレゼンは、どうも分が悪い。そこで、マルチメディアティーチングコンテストに参加してみたところ、最優秀賞となり、代表として、韓国での国際大会にも出場。生徒が作った作品でもThinkQusetでプラチナ賞、金賞・・・を受賞。大きな大会に出れば、それなりに評価してもらえることがわかり、一安心。
学校訪問でのプレゼン資料を明日までに作ってくれと言われ、プレゼンだけでなく、質疑応答のあるプレゼンなら、市販の物よりWebTXTがいいですよと、チャカチャカと作って渡したところ、好評で、市内で使おうという話へ・・・。児童生徒が使うことが目標だったが、その前に職員が使うことも可能です・・・という話をしたところ、職員の打ち合わせやペーパーレス会議への利用ということに進み、「アピcom」と改名し簡易グループウェアとして、市内全校で利用が始まる。 
学習者がLogo言語でプログラミングをする環境として、KAMEを開発する。
2012年 WindowsXP 「はてなポスター」開発開始。画面に文字、画像をカードとして提示。  WebTXT、アピcomが私の手を離れて使われるようになると、勝手にシステムを改良して、仕様を変更すると迷惑をかけることになるので、WebTXT、アピcomの開発は終了とした。
・WebTXTを使う中で、使いたい機能、思いついたアイデアを凝縮すると、「はてな?と思ったことをパッと提示する」ということになった。そんなシステムが作れるのだろうか。
これまでの経験から、ページをどんどん出していくようなソフトにしたら、メモリーがパンクしてしまうだろう。しかし、PCのメモリー容量はどんどん増えてきているのでどうにかなるかと思いテストしていみると、意外にもOK。
2012年  WindowsXP 「はてなポスター」開発終了  職場には大型モニタが無いので、教材を作っても活用の場が無い。ときどき夜中に開発していたので、数カ月かかって完成。
2013年  WindowsXP 「はてなポスター」を「icard」に改名し、再開発開始。全体を作り直し、カードの管理方法を変える。 「はてなポスター」を協働学習利用を可能に改良。
WebTXT、アピcomでやっていた多重起動によるデータの共有方法をはてなポスターに応用して、他のPCに画面を転送できるようにした。といってもそんな利用できる環境はないし、データの共有がそんなに重宝するとは思えない。しかし、とりあえずは、そんな使い方もできるようにとした。
2013年  Windows7 「彩の国メディアコンクール 埼玉県視聴覚放送研究団体連絡協議会会長賞受賞」 コンクールの募集要項が机の上に置いてあったので、とりあえず出品した。
博物館やセンターでも使えると、お褒めの言葉をいただいたが、職場に環境が無く、ほとんど実践の無い状態だったので、ちょっとはずかしい。
2015年  Windows7 教室に大型モニタが入り、本格利用開始 日常的な利用が始まり、細部を改良する。
小学生の利用を考え、アイコンを水族館アイコンに変更。
PCのモニターサイズが様々で、画像の提示方法をどのような仕様にするか悩んできたが、大型モニタのフルサイズを標準とすることにした。
2015年  Windows10 「icard var.10」 グループCAIシステムとしての機能を加える。
実践が進むと、静止画よりも動画の利用が増えてきた。 
2015年 Windows10  「icard」読みをアイカードとする。 チンアナゴを左右にずらしてから動画を起動すると、動画に線画を描き、元に戻るのがスムーズになった。
CAI教材と異なり、教材準備に時間がかからないので、icardによる自作教材がほとんど毎日利用できている。
システムの自作の良さは、使いながら改良が続けられることだが、改良の余地が無くなってきた。
2016年 Windows10 中学1~3年理科デジタル教科書作成完了。 一気にデジタル教科書を作成したので、カードの連続作成の機能を追加し便利にした。
ほぼ、毎回の授業でicardで教材作成と利用が1年以上続くようになり、icardの開発を終了する。
2017年 Windows10  中学1、2年理科 教材完成と終了。退職 icardを利用することで、1年と2年の動画を多用した理科教材を同時に制作しながら、毎回の授業で利用するということが時間的に可能だった。容量が約1テラバイトになり、ハードディスクでの運用が良いようだ。
動画は、教育での特例での利用となるので共同利用はできず廃棄して終了する。

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